脳溢血脳梗塞後遺症 治療法

手のひら先生のリウマチ相談室を運営する筆者が、高麗手指鍼の脳溢血脳梗塞後遺症治療について語ります。

痙性麻痺 脳卒中後遺症治療の完成

脳溢血発症したあとですから10年ほど前、降圧剤を貰っていた医者に、痙性麻痺のことを話したら、是非ここにと紹介されました。

痙性麻痺は今は治らないんだけど?と思いながらも「まあ 一度行ってみようか」と思いました。案の定すぐに「それは治せない」と言われて、初診料だけ取られて帰りました。

それはさておき我が「手のひら先生スタイル高麗手指鍼の痙性麻痺治療」は少しづつ効果がでるようになり、間もなく完治するのではないかという所まで来ました。

パーキンソン病の治療も同じ考え方で効果がでていますので、このページを見て興味が別れた方は、そちらもご覧ください。

 

少しづつとは言え、いままでの治療と比べれば雲泥の差で改善しています。

治療法には日本の先達たちの叡智が凝縮していますよ。

昭和の時代に日本の鍼灸師界を牽引された、間中善雄博士を始め錚々たる方たちの方法を頂戴した物です。

更にこれをアレンジされて糖尿病壊疽治療に、独自のアイデアを入れて目覚ましい効果を上げられた、松本岐子師の方法も取り入れました。

また東洋医学では普通に使われていた治療法ですが、私にはしっくり来なかった方法があります。

氣の調整は不調が右にあれば右を取る、神経症状は右に出ていれば左に取る、と言う言葉があります。

これを高麗手指鍼の中で解釈することによって、素直に理解できることとなり納得した治療法として完成することになりました。

このキーボードを打つ左の指の動きが、よりスムーズになってその差は10%ぐらいでしょうか。

もっと自慢してよいのは、治療前後の鍼治療効果がどの程度であったかを、詳細に計測できる方法を考えだしたことです。

これは世界の誰も考えていないことなので、オリジナルと誇って良いでしょうね。

痙性麻痺 パーキンソン病 リウマチ治療にも、この診断法は使えます。

いよいよ鍼灸治療は更に楽しい段階に来ました。

 

 

 

 

脳溢血脳梗塞後遺症リハビリの限界値は?

リハビリが行われています。

私の体験では入院後1週間で始まりました。

しかし私の場合痙性麻痺でしたので、これは効果がでないなと思い担当の理学療法士の方に、退院しても良いんじゃないかな?と申し出しました。

それを聞いて担当医が駆けつけてきて「2週で退院した患者はいないので、もう1週間いてくれ」と言われました。

痙性麻痺の場合はリハビリ効果は無いでしょう。

運動麻痺でも発症直後なら効果的とも聞きます。

時間を経過した後は、促通法の鹿児島大学川平和仁教授も、効果なしと書かれていたはずです。

郵便局でむかしの同僚にばったり出会いました。

彼の奥さんに3年程前道であったのですが、風貌の変わりように驚きました。

信号待ちをしていたら見かけない老婆が近寄ってきて「私ね!身体が動かなくなって変なので病院に行って検査したら、脳梗塞だって言われたの」とゆっくりスローモーションのように話しかけてきました。

話の途中であああの人だとやっと分かったぐらい、別人28号になっていました。

彼が言うにはリハビリをさせようと思うのだが、どうなのかな?と相談を掛けてきました。

発症から数年経過していると、鍼灸でも効果がないので自宅で出来るようなことを、根気よくしたらとアドバイスにならない答えをしました。

まあ!当鍼灸院で治せるなんてこと思ってもみないでしょうし、同僚だった公務員が治せる事自体、はやぶさの帰還ほどのことでしょう。

現時点で脳神経の運動関係分野は、9箇所に限定されます。残念ですが。

この中で痙性麻痺と完全な運動麻痺に関係するのは、現時点では大脳基底核が大きく関係すると考えられます。

ちなみに前に書きましたが、発症直後複視に悩みました。

そこで川平式リハビリで日常生活に支障がない程度まで回復させましたが、完全回復までは8年は時間を要しました。

それがある日寝転んでテレビを見ていたら、人間がちゃんと1人づつ映っています。それまでは倍の人数にに見え、万華鏡か瞬間移動かと思えるほどでした。

自然に治るはずもなく、鍼治療を精査したところ大脳基底核への刺鍼が効果的ではなかったかと、結論に至りました。

その後刺激量も再検討し今日に至るというわけです。

本日の体調ですが、体調はひどく悪いです。

と言うのは、刺激で身体が回復する過程では、必ず反応が出ます。

神経痛用の痛みが主ですが、こむら返り、腰痛 肩痛 酷い疲れ などなど。

昼寝をしてしばらくすると軽くなります。

その時点では仙骨のところ少々のこり、上腕の三角筋のしこり 足裏の感覚 だけになっています。

良かった良かった。

発症後数年経過しても、適切な刺激を脳に施せば、十分に回復できるのではないかと、少し自信が湧いてきたところです。

 

 

 

 

 

 

 

 

大脳基底核刺激効果

2日前に書きました大脳基底核刺激の報告です。

 

大脳基底核の刺激では、即効性の効果は期待できません。

早くても翌日から徐々にそして、薄皮を剥がすように変化が感じられます。

まず陰側の大脳基底核のツボを刺激、次の日は陽側のツボにバランスを取る鍼を刺しました。

ここまでで、腰回りの変化がありました。

神経痛用の痛みが顕著に出たほか、大殿筋中殿筋などの筋肉が、発症直後に比べて大幅に回復して盛り上がって来ました。

問題箇所の周囲から回復していきますが、肩甲骨と腰骨の間がかなり軽くなってきました。

 

昨日買い物に自転車で行きましたが、外に出て動くとバランス感覚、ペダルの踏み込み力が、いままでになく変化していることに驚きました。

確実に良い方向に変化していることが確認出来ました。

 

困ることと言えば、突然あらわれる神経痛の箇所、それとよく分からない胸の凝り、 これが一番です。

ここ2,3日は起きませんが、左足がつることです。何年も右足はつることが多かったのですが、それがここ2週間は左足がつります。

何か良い兆候なのと思っているところです。

 

 

 

 

脳溢血後遺症 痙性麻痺治療の完成か?

 自分の脳溢血後遺症治療を始め、既存の鍼治療は効果がないのを知っていましたので、高麗手指鍼の治療をはじめましたが、これもすぐにこれでは治せないと悟りました。

全く効果がでないわけではありませんが、これでは百年以上かかりそうでした。

そこでフランス人医師 耳鍼の創始者ポール・ノジェ博士の様に、脳神経のツボを見つけないと解決にならないと考えました。

その発想から3年ほどで幸運にも突破口をみつけました。

5年前から脳神経やそれまで見つけられなかったツボの数々を見つけていきました。

3年前からそのツボの使いみち、ノジェ博士ではディメンションと区分していますが、その使い方までは解説されていませんでした。

ディメンションの意味もです。

そこで出会ったのが元東京芸術大学三木成夫教授著「生命形態学序説」でした。

なぜこのご著書が素晴らしいかというと、進化の原理哲学が東洋医学の哲学と合致するからです。

そこからディメンションの意味するところが、と言っても耳鍼と手のひらのツボと同じとは、証明していないので分かりません。

しかしディメンションと進化とは、手のひらにおいては合致するのです。

それから脳神経が病んでいるところの程度を測る方法を考えました。

ここで自分なりに壁が見えていたのです。

一つっ山越せばまた山が現れるといった具合です。

金成万先生が「わしは練習で5千本手に刺した」なんぞと言っていたのが、まだ耳に残っているので、そんなバカなとは思いながら逆に極力本数は減らす傾向がありました。

補と言う技術では良いのですが、瀉になるともう慎重にならざるを得ません。

金先生が仰っていたのは「手のひらは素人が刺しても治ってしまうことがある」という言葉でした。

研究しディメンションⅢまでの脳神経の分布は、手のひら指先から手首まで、無数にあるのです。

どこに刺しても脳神経を刺激してしまいます。

知らずに指したら良い結果ばかりだけでなく、悪くする事になりかねません。

てを怪我したりそこから血が流れるのは、決して脳には良いことではないのです。

吸玉とか中国では血行を促すため、皮下の血液を上までに吸い上げて、あざのように残す方法がありますが、手では決してやってはいけません。

瀉血と言って無理に血を出すのは決して行ってはいけません。

今回の壁は大脳基底核の刺激量です。

それまでは2までという限界値を決めていました。

それを診断方法を考え直すと、4にも5にもなりました。

大脳基底核は神経伝達の交差点のように考えられるところですから、相当の渋滞が起こっていてそれが痙性麻痺を起こす原因の一つであるのです。

刺激量が壁でしたがそれを突き破ると、また治療の扉が開けたようです。

これで完成かもしれません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

動画を公開しました

二千年閉ざされていいた鍼灸理論の扉をこじ開ける、画期的な理論を展開いたします。
 理論編は第九章まで。

今回は第1章 をお知らせいたします。

 

各論は第10章からです。
今回はパーキンソン病治療の紹介です。

ニードルキーパーを使った経絡調整

経絡調整イコールディメンション脳の調整という考え方で治療をして、本日3人目の体験結果です。

火曜日の患者さんは、何時になく深い眠りに入ったということでした。

自身の治療結果は、身体のバランスが良くなり、全身に力入る様になりました。

筋力がアップしたわけではないと思います。

きっと経絡調整をしたことで、筋肉が有機的に働き始めたことが、結果として筋力がアップしたと感じたのでしょう。

本日の患者さんも何時になく術後の感想が良いようでした。

声がよく出るようになった。

外から見ると表情が変わって良くなった。

いつもはふらつき感を訴えるのですが、それがありませんでした。

まだ始めたばかりの新治療法ですが、妹のパーキンソン治療の結果と合わせると、脳神経疾患の治療は完成されたのかとも思います。

理論と実践とフィードバック

経絡とはなにか?

 

どこで生まれるのかという、鍼灸史において画期的な考え方を、動画にしてアップしました。

二千年の鍼灸の歴史に新しいページを開く、そのような意気込みで公開しました。

でもわからないだろうなあ?松鶴家千とせ(古いなあ)みたい。

そこで面倒なんだけど、自分でやるにはですが、この考え方とディメンションを考えた、脳のツボノの補瀉とニードルキーパーを使った経絡調整をしました。

細かい所の凝りが取れてきました。

脳の進化3段階をつなげ統一して働きを監視する、そのシステムが経絡なのです。

ディメンション ワン ツー スリー の脳のツボを補瀉し、それを有機的につなげる作業、それが経絡調整ということだったんだと理解した次第です。

脳疾患治療に使いました。

2例ともいままでにない深い眠りと、よい反応が出ました。