脳溢血後遺症の鍼治療 10月16日
昨日から高麗手指鍼学会会長が日本にいらっしゃっています。
残念ながらまだ東京の中心まで行くのには不安があるので、今回は残念ながらお会いできません。
脳溢血後遺症に伴う治療の問題点は2つあります。
ひとつは脳神経への刺激です。
しかしこれは独自の研究の結果、手のひらに脳神経のほとんどを刺激できるよう、各つぼをプロットしましたので問題はありません。
二つ目は高血圧です。
血圧が上昇して脳溢血を起こす場合がほとんどなので、降圧剤を処方されている場合がほとんどです。
しかし中には義弟のごとくくも膜下出血で血圧が低下して、薬は処方されない場合もあるようです。
脳梗塞はどうなのでしょうか?
降圧剤は血管中の水分を排出する、脳からでる降圧ホルモンを抑えてしまう、そして血管を広げるなどの作用があります。
血圧が下がると言うことは出血の危険性は下がっても、神経修復には逆の作用が働いてしまいます。
また様々な副作用などもあって二律背反の効用には、痛し痒しのところがあります。
最近行っている心臓治療が効果を発揮しているのか、血圧が安定して来ました。
考えると血圧には心臓が作用しているはずなのに、あまり心臓について考えられている文献は見たことがありません。
心臓そのものの機能低下や不整脈、心不全の方に比重があって高血圧の重要ファクターとは考えられていないのでしょうか。
ともあれ心臓に問題がなくなってきたのか、本日の起きぬけの血圧は最大血圧111ミリ 最低血圧74ミリ 脈拍76でした。
昨晩服用した降圧剤は、オーリングテストを使って検査した結果、2ぶんの1以下でした。
寒さが感じられた朝方にしてはよい結果でした。
夏の暑さが残っていたときは、いま少し減らしてほぼ40パーセントに削っていました。
血圧安定薬の量が減ってなおかつ心臓が安定した結果か、手足の痙性麻痺部分の改善が図れました。
今タイピングしている速度が以前の2倍は速くなっているのではないか、と思えるほどで自身で驚いています。
心臓をケアし血圧を安定させることが後遺症から抜け出す鍵のひとつなのでしょう。