脳溢血脳梗塞後遺症 治療法

手のひら先生のリウマチ相談室を運営する筆者が、高麗手指鍼の脳溢血脳梗塞後遺症治療について語ります。

脳溢血後遺症の鍼治療 11月6日

 20代に発症し以来様々な治療を施してきたものの、左半身麻痺の患者さんがこられました。

鍼治療を行いながらサウンド・アキュパンクチャを協同で研究発展させると言う約束で、今回は治療開始です。

脳神経と経絡の関係はこのように解説されています。

神経は頚椎2番目あたりでクロスして、左脳は右半身右脳は左半身をコントロールしている。

経絡の調整は気が皮膚の直下を流れているので、左は左右は右として治療することになっています。

これが私にとってはなかなか厄介な問題でした。

それが今回をきっかけにまた新しい研究に踏み出しました。

友人のアドバイスを貰ったことで、新たな角度からこのことを検証しました。

するとこの難題がきちっと整理することが出来ました。

早速昨日お一人の患者さんに試したところ、治療中に後遺症の痺れがなくなっていたそうです。

痙縮から来る痺れ痛みに関する調整も同時にはっきりしたことで、早速効果が表れました。

私もこの結果を受けて昨晩試してみました。

左半身のうち左肩肩甲骨周りの凝りがひどかったのですが、昨晩から緩んだ感じがありました。

本日は左腕を伸ばし右腕をそこに引っ掛けて手前に引くと、今までは身体につけなかった左腕が今日はぴったりと付きます。

発症から左三角筋(肩の盛り上がった筋肉)はコンクリートのような硬さを感じていたのですが、本日はまったく元のとおりのやわらかさに戻っていました。

両手も同じようにすっと伸ばせます。

左はまだ少しつった様な違和感はありますが。

左右の肩甲骨を引き寄せるときはまだ強いコリを感じますが、あと何回か治療すると消えるのではないかと思えます。

明日は久しぶりに遠出をする予定です。

今までは少し歩くと翌日から2週間は疲れた上に血圧が上がってしまいました。

それが心臓の調整、腎臓の調整ですっかり安定し、その上降圧剤の減量という目に見える形で現れました。

オーリングテストを使い量の調節をしていましたが、半分以下になかなかならなかったのが、今は2割程度に削って服用しています。

このぐらいだともう飲まなくても良いのですが、念には念を入れてこの量にしています。

最後の最後に残る違和感は左目の動き、複視のちょっとした違和感だけになりそうです。