脳溢血脳梗塞後遺症 治療法

手のひら先生のリウマチ相談室を運営する筆者が、高麗手指鍼の脳溢血脳梗塞後遺症治療について語ります。

脳溢血脳梗塞後遺症の鍼治療 新年最初の治療

 脳溢血でも軽い方はすでに話し方はロレツもなくなり、正常に話せるようになりました。

時々舌に違和感があるようですが、それも問題が生じることはありません。

歩行も当初から見れば、発症したことを知らない人は分からないでしょう。

ご本人は太もも裏に痛みを感じるようですが、これは脳神経が回復して来るときにおこる、神経痛と考えるようにしてもらっています。

完全左半身麻痺の患者さんです。

自覚するまた目立って人が分かるような変化はありません。

治療するときに左手が痙縮で手のひらが上に向かないので、最初の頃は患者さんと私が力を入れて曲げるようでした。

前回2週間前から刺激度を調整して治療した結果、痙縮が変化しました。

日数が経過しましたがその効果が持続しているようで、私一人で腕を曲げるように出来ます。

手を離すと元に戻ってしまうので、治療台にベルトで締め付けるのですが、格段に改善しているのが分かりました。

脳幹部分で運動野からの指令が乱されています。

その部分でいわば電気ならショートしているので、電流が身体まで伝わっていないことになります。

それを正常にし運動命令が延髄脊髄を通して手足に伝わっていけば、元のように治っていくはずです。

まずその第一段階が動き始めた実感がしました。

私の場合は最近とても身体が疲れます。

それは腸の動きを改善し血流を良くすることを行っています。

それがよく働いてきて便通や睡眠が改善されました。

東洋医学では昼は心臓が夜は小腸の働きで血液を循環していると考えます。

その改善をするためにエキストラ・バージン・オイルを積極的に取ることにより、自身の後遺症改善にも役立たせています。

それが疲れにつながっているのでしょう。

といっても労働の疲れでなないので、気持ちの良い疲れになっています。

さてその効果はどのように出ているかといえば、最後に残っている肩と肩甲骨周りの凝りが、広範範囲に取れてきたのが分かります。

また足の筋肉の衰えを感じて左足を中心にスクワットを少し行ってきました。

そのこともあり足が少し痛みを感じていたのですが、その痛みが減ってきたと同時に腰の辺りの凝りも減っているのに気がつきました。

更に発症した最初の兆候が左足裏の感覚麻痺でした。

足裏にクッションを入れたように、そこがぽこっと腫れた水ぶくれのような感覚が続いていました。

小山が平らになってきて足裏に床が直接感じられるようになってきました。

治療とそれを持続させる食事に気を配ることで、後遺症も消えてきたように感じます。