脳溢血脳梗塞後遺症 治療法

手のひら先生のリウマチ相談室を運営する筆者が、高麗手指鍼の脳溢血脳梗塞後遺症治療について語ります。

脳溢血脳梗塞後遺症の鍼治療  ちょっとした工夫の難しさ

 鍼灸治療と言うのは外から見れば鍼を刺すだけにしか見えません。

技術的なこともそれほど多いわけではなく、それが返って難しさを感じさせることなのかも知れません。

劇的な新技術などは皆無であり、そんなものは必要ないのかもしれません。

伝統的は鍼は鍼というよりも気功のパワーが重要なので、鍼どのような鍼を使うかなどは問題にならないはずです。

痙性麻痺があと少しというところで取れないので、何とかならないのかと考えていたときにふとアイデアが浮かびました。

結果を見ればたいしたことではないのですが、それもコロンブスの卵であって、経過は結構悩み考えることが長いのです。

昨晩ころっとそのたまごが出てきました。

さっそく試してみました。

痙性麻痺を起こしている部分の脳幹は調整していたのですが、そこはいままで陰の場所でした。

それを陽のところでも調整してみようと思いついたのです。

いままでのところに集中していたので、そこを思いつくことがなかったのです。

陰陽なんて東洋医学の基礎の基礎、考え付いて見ればな~んだと言うことになってしまうのです。

鍼灸なんて簡単なもんです。

でもだれも教えてくれないんですよ。職人の世界ですからね。

自分で考えなければ解決しません。

自分で考え自分で解決するそれだけです。

さて結果はどうなったかと言うと、左肩甲骨の周囲が緩んでその違和感はかなり減りました。

まだ感覚が戻っていないので押すと鈍いのですが、動きが格段に良くなりこりは感じなくなりました。

まだ1回目なのでこれで良いとしましょう。

その派生効果なのか、今日は腰が痛んでいます。

ひとつ良くなるとひとつ何かが出ると言った感じです。

調味料のパックを裂けるようになり指の力が戻ってきたこともあり、少しづつ筋トレも始めました。

身体のバランスが悪いときがあるので、どうも筋力が落ちて身体を瞬間的に支えられなくなっているときがあることに気がついたので、いまその補強に取り掛かったところです。

今回の治療で次の段階に進んだと思えます。