脳溢血脳梗塞後遺症 治療法

手のひら先生のリウマチ相談室を運営する筆者が、高麗手指鍼の脳溢血脳梗塞後遺症治療について語ります。

脳溢血脳梗塞の鍼治療 YNSA併用の症例

 昨日はお二人の患者さんと私の計3名に、YNSAとの併用治療を行いました。

まずお一人目は脳溢血で遠路はるばる来ていただいている患者さんで、本日は第19回目の治療になります。

高麗手指鍼にレーザー治療を加えて、かなり良くなっています。

ろれつが回らないことは無くなりました。

歩行速度も元に戻りました。

神経痛が出ることがある程度です。

さて治療後の感想は、痛みが消えた、体が軽くなり目が明るくなったというものです。

YNSAは即効性があるのが特徴です。

もう数回で完治として治療終了になると思います。

お二人目は長く通っていただいている患者さんです。

レーザー治療を加えてから俄然足が上がるようになり、目立った変化が見えてきました。

刺鍼直後の変化は特にないようでした。

刺鍼して休んでいるときに耳鳴りがあったそうです。

身体は軽くなった感じがあるそうです。これは筋肉の連動が改善されたので、結果として軽さを感じることになったのです。

目立った変化は治療直後には出ませんでしたが、これは治療がかなり改善してきているので、実感として大きな変化を感じられなかったためでしょう。

日をおいて変化が出てくる場合も多いので、次回が楽しみです。

私は夜治療を行いました。

目覚めと起床直後の血圧の数値が良くなっていました。

このところ朝が寒かったので上も下も暖房をかけていた時と比べるとやや高めでした。

それが本日は寒いと感じていたにもかかわらず、上が120台、下は小便を我慢しているとき高くなるのですが、91でした。

脈拍は67といつもより低めでした。

起きてから体に気を奪われることがありません。

たとえば昨晩は右半身を下にして寝ながらテレビを見ていました。

いつもなら左手が重くなるのですが、昨晩もそのようなことは起きませんでした。

勝手に腕が緊張を初めて重くなることがありました。

これは広くは脳幹、狭くは視床周辺で脳がコントロールする命令が乱れているので、脊髄神経の方が優位になりコントロールできなくなり過緊張しているしまうのです。

それがいつの間にか統制が取れて来たようです。

階段を一段下がるときには、左足が不安定になります。

それは足の筋肉だけでなく腰の筋肉まで動かさなければならないので、連動してないと体が不安定になり筋肉の衰えを強く感じてしまうのでした。

ところが脳が元に戻り始めるとこのような感覚は間違いで、筋肉の衰えはそれほどでもなく筋の連動性がなかったことが原因だと分かるのです。

身体を左右に曲げるしぐさ、腰を曲げる動きなど意識しないでできるようになりました。

首が回るようになって視野が広がった、自由に視点を早く変えられることなど、すべての機能が戻ってきたことが、日常生活を楽にさせてきているのでしょう。

あと少しです。