脳溢血脳梗塞後遺症 治療法

手のひら先生のリウマチ相談室を運営する筆者が、高麗手指鍼の脳溢血脳梗塞後遺症治療について語ります。

 ディメンションを考えなくては治療はできない

 デメンションの考え方を入れ、治療を始めてからどのくらいになるでしょうか。

どのディメンションのツボを使い、効率的に効果を出せるのか、試行錯誤をしてきました。

その方針が決まったのが2か月前くらいでしょうか。

後遺症だけではなく原因となったストレスからくる高血圧、そのストレスから狂ってしまった血圧のメカニズムも修正ができました。

それに加えて1年間放っておいた心臓の根本治療も加えています。

それらの治療の相乗効果があって、後遺症も順調に改善しています。

最後に残ったのが左肩関節の周囲の凝りだけです。

これが治れば完治ですが、これも目覚めたときに左手を回すと、ほぼ違和感がなくもう少しだなと感じることができました。

あとは重力に逆らった場合の状態だけになります。

左室肥大のある心臓の心電図を、理想形に持ってくるにはいま少し工夫と想像力が必要です。

二千年前の叡智をしても解けなかった心臓病治療の解決策が、あとどのくらいで見つけられるでしょうか?

アブレーションなどという空恐ろしいものに比べれば、はるかに安全な治療法と考えます。

しかしそれでもなお心電図波形でも理想形までには近づけたいとあれこれ腐心しています。

何はともあれ考えれば何か出てくるもので、少しづつその波形も変化してはきています。

キラーストレスと言うNHKの番組がありましたが、ストレスの原因は個々人の持つ課題ですのでこれは置いといて、それから派生し狂ってしまった昇圧メカニズムは、
ディメンション治療であっさり元に戻りました。

人間の進化を取り入れた鍼灸は、安全でかつ有意義な治療法です。

思わないような副産物も出ました。

いろいろなことが分かってきて、このたび「あ!そうかということで体操を考えました」

勿論後遺症にとっても効果的だと思います。

まだ三日ほどですが、2日目は筋肉が悲鳴を上げ今日はほぐれて快調です。

何かに「気付き」を見出せば、今までのことが180度変わって見えるのとおなじです。

人間の体って本当に面白く興味の尽きない作りになっているものです。