脳溢血脳梗塞後遺症 治療法

手のひら先生のリウマチ相談室を運営する筆者が、高麗手指鍼の脳溢血脳梗塞後遺症治療について語ります。

脳卒中後遺症治療法のニューアプローチ

「手のひら先生のリウマチ相談室」ない「手のひら先生スタイル脳溢血脳梗塞の後遺症治療」をご覧ください。

脳卒中は脳溢血と脳梗塞が含まれます。
実に脳血管疾患は平成26年度で、約118万人を数えます。

その後遺症に苦しむ方が多くのですが、患者数は正確には載っていません。
おそらく患者数に近い数が、後遺症に苦しんでいるものと推測しています。
医療費も毎年1兆円以上計上されています。
これらの数がもし半減したとすると、それは素晴らしいものでしょうね。

若くて発症したなら将来を考えた時、暗澹たる気持ちになるでしょう。
私も発症した直後から今まで頑張ってこられたのは、運動制限は有ったもののどうにか手足は動いたので、
高麗手指鍼を使って何が何でも自分で治してやろうとうと考えていたので、痙性麻痺の辛さに耐えてこられたのでしょう。
でもリハビリ室であったご老人などは、傍目にも強い痙性麻痺に辛そうで、きっと絶望的な思いでいるだろうなと感じました。

いまはiPS細胞の研究が進み、脳溢血脳梗塞治療法の道がが開かれる時代になったようです。
私が脳溢血を発症した10年前から見れば、夢のような治療法になるかも知れません。
完全な運動麻痺に対しては朗報でしょう。

ただ私が実感として、脳溢血脳梗塞の後遺症治療には、まだまだ多くの問題が横たわっていると感じています。
例えばiPS細胞で少々部分の神経の穴埋めを行ったとしても、元の状態にするにはリハビリをせざるを得ないでしょう。
細かい作業細かい喜怒哀楽を示せる表情になるには、時間がかかるかも知れません。

少数例ですが脳の損傷から日常生活に完全復帰した例が、日本にもアメリカでも報告されています。
これらの症例は損傷以外の脳が、損傷部分が担っていた働きを代替したことで復帰できたわけです。
iPS細胞がこれらの危惧を払拭したなら、それは素晴らしいことだと思います。
鍼灸は損傷した脳神経を、短期に修復することは不可能だからです。

脳卒中後遺症に決定的な治療法は、鍼灸治療にはありません。
中国で行われている治療法は、根本に気功の力があるので誰でもが行うことは出来ません。
20年以上前に「朱氏頭針療法」が出版され、著者が来日されたことがありました。
友人の治療室には同僚で彼の親戚がいたので「君もできるんじゃない」と聞くと「あれは「気功を使うので私には出来ない」
こう言われたそうです。

中国人はたとえ身内でもその技術は教えてくれないそうです。
その他気功を使った脳卒中に目覚しい実績を上げた鍼治療が、中国のお口から来たことがあります。
しかしそれも気功を使うので、日本人は誰も習得した人はいないと聞きました。

唯一私が効果が出ると思われるのは、山元式新頭針療法(YNSA)だと考えます。
しかし効果は60%が上限と報告されています。
お医者さんが発明した鍼治療ですが、ピンポイントの治療ではなく、どちらかといえばゾーンでの治療になっています。

私が行っている手のひら先生スタイルの高麗手指鍼で、少しでも現状を改善しましょう。
根拠のある治療理論と技術があるならば、必ず歩みは遅くとも改善していくはずです。
鍼治療のツボとしては今までなかった、運動野感覚野のツボに鍼をさすことで、たった1,2回の治療で感覚が戻ったと仰った例があります。


高麗手指鍼の手に描かれているツボには、脳神経のツボはありませんでした。
もう十年ほど前にこれはなんとか、ピンポイントで脳のツボを探し出し、そこを刺激しないと自分お病気は治せないと考えました。
ツボ探索におよそ7年かかりました。
試料が手元になかったからでした。

ツボを見つけ出すのにおよそ1年を掛け、更にそれの意味付けを考え、鍼治療を行う上でどのツボをどのように針を刺せばよいのかは
更に1年程かかりました。

そこから診断と治療です。
私が見つけた手のひらの中の脳神経のツボは、それぞれが今の状況を発信しています。
脳出血をたとえ1箇所で起こしても、その影響は脳全体に影響は及びます。
その1点だけが破壊されたのではなく、不調に陥ったところは全体に及んでいるのです。

痙性麻痺は全体が不調に陥って、左右のバランスが取れなくなると、筋肉が緊張するので絞扼感が強くなるのでしょう。
この治療には経頭蓋磁気療法があります。その理論は健常な半分を磁気で抑制し、損傷を受けた側とのバランスを取る方法です。

脳溢血に少しでも効果的な治療法は存在します。
しかしどのような症状にも効果が出せる方法は未だにありません。
それが論理的な理論があれば、再現性があるので信頼できるはずです。

脳卒中を発症するまで多くの時間が掛かっていたはずです。
だから治療を施してたらいきなり走り出すことは出来ないはずです。
しかし適切な方法で治療を施せば、人間の脳はゆっくり反応し修復を始めるのです。

それだけの装置を「手のひら先生スタイルの脳溢血脳梗塞の後遺症治療」は備えていると考えます。
副作用もなく治療できます。
ただ治療は重ねないとなりません。
個人個人発症箇所も発症の原因などが異なるので、一律の治療ではありません。

いきなり走り出したい方には向きませんが、治療を重ねる毎にそれこそ薄皮を剥がすように、毎回改善を見せる患者さんがいらっしゃっています。
今までにない全く新しい治療法です。