脳溢血脳梗塞後遺症 治療法

手のひら先生のリウマチ相談室を運営する筆者が、高麗手指鍼の脳溢血脳梗塞後遺症治療について語ります。

長島茂雄のリハビリ

 元読売ジャイアンツ長嶋茂雄選手であり元読売巨人軍監督長嶋茂雄さんが、国民栄誉賞を授与されました。

私が巨人のファンだったのは水原茂監督がいたからで、長島茂雄がいたからでも王貞治が活躍したからでもなかった。

しかし今でも長島の華麗な守備は目に焼きついている。

名手広岡達郎との二遊間コンビは日本一でした。

その広岡の守備範囲を犯して球を処理する長島の姿、あの江夏の快速球をフルスイングしてヘルメットを飛ばす長島、様々に活動する長島の勇姿は網膜の底から消せません。

あれが長嶋茂雄であって、国民栄誉賞の長島は長嶋茂雄ではありませんでした。

彼もそう思っているのでしょう。

9年間もリハビリに邁進してきたのでしょう。

長嶋茂雄に戻るために。

彼の頭には若い時の長嶋茂雄が未だいるわけで、決して今の姿は受け入れられるはずもありません。

その証拠にいつも右手をすぼんのポケットに突っ込んでいるじゃないですか。

先日の松井選手との同時受賞の時が、脳梗塞発症以後初めて公の場で発信したとのことでした。

「長嶋さん随分お元気になられて」という声もありましたが、あれが9年間のリハビリの成果と言えるのでしょうか。

やはり長島は甲高いあの声で、はつらつとして発言して欲しい。

決してファンでない私も長嶋茂雄は、ずーっと長嶋茂雄であって欲しい。

そう言う意味でも、現代のリハビリはあそこまでが限界なのでしょう。

脳溢血脳梗塞を発症したら1ヶ月以内に鍼灸治療を始めれば、治る可能性があると過去の文献からいくつも拾うことができます。

それを超えると完治することは難しい。

今の医療制度から言うと、それはとても困難なことになります。

しかしすべての脳溢血脳梗塞に当てはまるとは言えません。

私の体験から言うと3年少し前に脳溢血を発症し、ICUから一般病棟に移った入院3日後から鍼治療をベットの上で行いました。

痙性麻痺があり運動制限はあったものの、高麗手指鍼治療は手のひらで行うため、自分で行うことができました。

しかし左半身の痙性麻痺に効果的だったかといえば、その時は否と言わなければなりません。

今現在のように脳を刺激するツボを発見していなかったことが大きな原因です。

手のひらを脳とみなして治療できますが、盲滅法闇夜に鉄砲を打つが如く刺しても、それは全く無駄なことです。

昨年から脳神経を独自にプロットできるようになると、びっくりするようなところが脳神経に対応できるツボとして発見しました。

これに現代の最先端の脳研究を踏まえて治療することで、今まで不可能だった発症後数年を経過した脳溢血後遺症でも、鍼治療が可能になりました。

さらに私が発明したサウンド・アキュパンクチャは、自分でも驚く程の成果を出しつつあります。

1ヶ月少し前に作成したものがかなり完成度が高く、1週間も経たないうちから体の動きが変わって来ました。

それまで作成したものは2年ほど聞いていたのですが、それほどの効果は出ませんでした。

それがたった1ヶ月もしないうち、正確には1週間もしないで体の変化が現れ始めました。

左右のバランスも感じた以上に戻っていて、その回復途上のアンバランスによって、左右の足のもつれが原因で2回もこけてしまいました。

1回はひどい捻挫もしてしまいました。

昨日はラジオ体操を行い、ちょっとと思って飛び跳ねたらこれが軽く出来たのには、本当に自分自身が驚いてしまいました。

手足を左右にひろげながら飛び上がるあのジャンプです。

着地してもバランスは崩しません。

思っている以上に回復が加速しているようです。

ジョギングも近々できそうな気がします。


さて半身麻痺の方も2週間の報告が届きました。

この方は左半身運動麻痺感覚麻痺で、足は装具をつけて歩いています。

一部を紹介しましょう。

サウンド・アキュパンクチャは試聴1ヶ月になります。

「ここのところ治療音が鮮明かつ綺麗に聞こえます。脳の感じが少しづつ回復の兆しが現れて来たのかもしれません。本日より足の装具を外し歩行訓練をしています。麻痺側のしびれはまだありますが、足の出方は良い感じです。」

私も2ヶ月経過の5月末から、ウォーキングを再開予定です。

もっと結果が出れば長嶋さんも治療したいな!