脳溢血脳梗塞後遺症 治療法

手のひら先生のリウマチ相談室を運営する筆者が、高麗手指鍼の脳溢血脳梗塞後遺症治療について語ります。

脳卒中のリハビリを考える 1

12年前に脳溢血で脳幹に穴をあけてしまいました。

幸いにも大きな運動麻痺は残りませんでした。

 

ウオーキングなどを徐々に行い、週1回程度は3キロほどの長さになりました。

2年前は脳梗塞を発症しましたが病院に早く行ったので、何とか大きな運動制限もなく退院できました。

 

このことで分かったのは体に冷え、すなわち血行不良が改善されていなかったと分かりました。

 

いまは退院後1年半経過し自分なりのリハビリを考えながら行っています。

 

1年前の最大の問題は複視でした。これは鹿児島大学の川平仁教授の「反復促通法」でほぼ回復しました。

今回の問題は左半身に運動制限が残ったことです。

 

退院1年を過ぎて室内でスクワットを行い、徐々に強度も加えてきました。

ダンベルなどをもって次々と強度を増し、筋肉が太くなってきました。しかし買い物などに出るとまだ歩く能力が戻っていないことに気が付きました。

下半身の筋肉に目が行くようになると、上半身と腰の筋肉が硬いのが気につきました。

 

臍下丹田(おへその下)は脳では運動を制御する大脳基底核に相当します。その反対側が硬く動きにくくなっているのは、このように考えるとうなずけます。

 

このことが左足がスムーズに出ない原因でした。

気が付くと肩甲骨周りも動いていないことに気づき、その筋肉も動かすことにいたしました。

 

効いた運動は横に寝て20秒肘と足とで体を支える運動です。仙骨回りに効く運動でもあるとのことです。

 

今日は背中の皮膚に神経痛の痛みが走り腰に筋肉痛が起きています。

 

自分で鍼を打っているので筋肉が動かないわけではありません。しかしその動きをする筋肉全部が元のように動かせるまでは出来ません。

 

筋力が動いていないものもあると仮定し、そのリハビリ目的で行いました。

 

はじめて行った動きで痛みが起きたのを目安に、寝ている筋肉を確認しながら強度と種目を増やしていこうと考えています。

 

ぎこちない動きの中にはこのような制限があるために起こっているのではないかと推測しています。

 

手のひら先生の高麗手指鍼療法

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