脳溢血後遺症リハビリ 結果
前回紹介したリハビリ運動のご報告
合気道で行うウオーミングアップで行う、膝歩行運動を行っていると紹介しました。
これ結構足にきます。
それだけきつい運動なのでしょう。
リハビリ運動をやっている人を見るとやはり強度が弱いのかもしれません。
他人と比較するのではなく自分の衰えてしまったところを自覚し、それを補完する運動を行えばよいのです。とはいえ普通に暮らしていた方に、自分で考えなさいと言っても無理なことでしょう。
リハビリで浮かぶイメージは、ジムみたいなところで理学療法士に支えながら運動を行うものでしょう。
しかしそれは毎日出来ません。毎日の生活の中で繰り返し行えるものが、本当に自分の身になるはずです。
正座 静座と書きますが、日本人は慣れた動作なので、改めて突き詰めて考えることはないかもしれません。私もそうでした。
正座して1分 立ち上がって足ふみ1分すると血圧が下がります。このようにNHKで紹介されると、正座の効用について改めて考えます。
正座した時に両手のひらを股関節に置きます。腰を伸ばして腰にアーチが出来ているかどうか確認しましょう。
これで臍下丹田を意識すると、身体の中心が出来ますね。臍下丹田は脳の大脳基底核に当たるのです。私だけが言っているのですが、決して根拠がなくいっているわけではありません。悪しからず。
ここから少し腰を伸ばし両足指を立てたら、かかとの上に腰を下ろします。そしてどちらかの足を前に出し反対の足を次に出し立ち上がります。
合気道入門で習った動作です。
ここでは構えの形をしてもいいですし、バランスを崩した時に備えて手を自由にした方がいいかもしれません。
数年前から評判になっている「土屋体操」があります。本を購入しビデを見ただけですが、動作そのものに新しいものは無いのですが、神経を意識し脳とのつながりを考えさせながら行う運動でした。
気を意識する方であったら気の流れとか、経絡を意識した運動と同じだとみるでしょう。
老眼を防ぐ遅らせるリハビリ
と言うのを指導されている方の本を読みました。老化は防ぐことが出来ない。目の老化は予防できないが老眼になる主な原因は、目から脳に行く神経伝達が遅くなることに原因があるという事でした。
そこで離れたところにあるものをしっかりと確認したら、今度は近くの物や文字を確認する。
この動作を繰り返すと反射神経が良くなり老眼の問題がなくなるそうです。
そこでリハビリ運動でもこの考え方を取り入れましょう
先程の正座から立ち上がるまでの動作で、足指の一本一本を確かめながら動作を確認しながら行うと、結構筋トレ運動になるものです。
若いときや発症前なら何でもない動作でも、思っている以上に筋力の低下があります。それは一本一本の筋繊維が細くなっているのもありますが、筋肉の連携が取れなくなっていることもあります。
一つ一つの動作を意識しながら確認しながら行うことが、脳神経に良い影響を及ぼしていることを実感しています。
動かない場合についてはいま少し鍼治療の研究余地があります。ただし材料はあるのでどのように組み合わせれば良いのか考え中です。
単なるツボ刺激だけではなく神経再生を促す良い方法は無いのかと、頭を目ぐらせているところです。
その手がかりとなるような物を、進化論の中で探せないかと考えているのですが。