脳溢血脳梗塞後遺症 治療法

手のひら先生のリウマチ相談室を運営する筆者が、高麗手指鍼の脳溢血脳梗塞後遺症治療について語ります。

脳溢血後遺症治療 9月12日

 患者さんが治療室に入ってこられる姿を観察します。

おそらく今最高齢になられた漢方医、山田正胤先生が月刊誌に載せられた文章に、「診断の技術の中に、不問診」の鍛え方がありました。

不問診というのは、何も質問をしないで病名を推測する方法です。

卒業した鍼灸学校の創立者、柳谷素霊師の著書には「不問診察法」があり、そこには様々な診察法すなわち観察法が書かれています。

つまり詳らかにかすかな変化や異常点をを見逃さないということです。

鍼灸師なら、顔色・声のトーンや大きさなど・歩行・体臭・呼気などなど。

患者さんの麻痺側の足の上げ方と歩行のスピードが変わってきました。

スリッパを履いているので、ずって歩くようになっていますが、それでも前回から比べれば足は上がっています。

「状態はどうですか?」

「ずっーと良いです」

歩行時に足を引き上げるために、梨状筋が大きな役割を果たします。

この働きが回復する、または弱ったかもしれないので、リハビリをすることで外見的には元に戻って見えるでしょう。

サウンド アキュパンクチャは各疾患で、着々と成果をもたらしています。

あとは誰が見ても納得する、確実で着実に改善をもたらすことができれば、そこで完成となるのではないでしょうか。

それまでは簡単な道程とはまだ考えられません。

治験を重ね不断の改良を重ねることで、ゴールは必ず見えると思います。