脳溢血脳梗塞後遺症 治療法

手のひら先生のリウマチ相談室を運営する筆者が、高麗手指鍼の脳溢血脳梗塞後遺症治療について語ります。

脳卒中後遺症のリハビリ運動

患者さんから聞いたリハビリ運動の現状

15,6年前来られた患者さんから聞いたことです。

保険診療で出来るリハビリ運動は3か月までしかできないそうです。

何もしないと体が固まってしまう恐怖心があり、自費でリハビリ施設を探し通うのだそうです。

リハビリを行っている現場を見た限りのことですが、それほど効果が出ているようにはおもえません。理学療法士がリハビリを行うのですが、リハビリはなかなか効果が出ないせいか活気は感じられません。難しいことでしょうが。

結局動かない腕や足を再び元に戻すことは、リハビリ運動では難しいのです。

本を購入し実際試した鹿児島大学川平和美教授の促通反復療法「川平法」は、理論的で効果のあった運動療法でした。

 

NHK番組で取り上げられ「奇跡のリハビリ」が放映され反響がありました。

その後教授が仰ったそうですが「全く動かないものは動くようにはできない」

運動療法の限界かもしれません。

しかし運動療法に理論的に説明でき、少しでも動くなら番組で紹介されたように元気になれるのが促通法なのだと思います。

脳溢血後自分で行っていたリハビリ運動

12年ほど前脳溢血を発症しました。幸いにも完全運動麻痺はありませんでした。

左半身に弱い痺れと血行障害で常に冷えがありました。

複視が出ていましたので、これは先程の川平和美教授の本を読み、自分でリハビリを行いました。

多少残ったものの3か月ほどで日常生活に支障はなくなりました。

ただ体力が落ちていました。3年後ぐらいからウォーキングを2キロぐらい始めました。

最初は今まで行っていた距離なので、意識としては長い距離ではなかったはずでしたが、月1回行うと疲れ切っていました。

脳出血は一部の脳だけでなく全体がダメージを受けるのだと悟りました。

勿論運動器官にもダメージや筋力の低下が起きます。

発症後7年くらいからかなり日常が戻ってくると、小さい後遺症は軽視してしまうのでした。それがその後左目に出て、黄斑変性症の初期になりました。

現在はその治療を行っています。その治療の効果が出ているのかは判断できませんが、この2,3日の体温測定では中々超えられなかった36度の壁をあっさり超え、36度4~6分にもなっています。

脳梗塞後の今行っているリハビリ運動

完全な運動麻痺は発症直後のリハビリ運動では効果が出るそうですが、時間が経過した後は残念ながら復活させることは、川平式でも無理なようです。

 

「手のひら先生の高麗手指鍼療法」は12年前の脳溢血発症後、妹がパーキンソン病を発症しなんとしても治さなければならないと研究を重ね、3年ほど前に完成させた理論と治療法です。

一般の方には理解がされないと思いましたが、業界では評価されず他の業界の方が署の理論を高く評価していただけました。

評価していただいた中にはパーキンソン病患者さんがいて、鍼理論と進化論を融合させたことに驚き来院されました。

10回目には朝夕の震えが消えました。実は私自身驚いています。妹を治療し始めた10年前は震えが治まるまでは何年もかかりました。

 

それがたった10回2か月余りで治まったのです。これは進化の段階ごとに脳神経のツボが5か所ほど、計15か所に鍼の刺激を診断して治療しました。

 

このことが驚くような効果をもたらしたのです。

勿論脳卒中の場合も運動野や関連するツボは、12か所以上あります。そこを鍼刺激しさらにリハビリ運動を行えば、完全運動麻痺にも効果が出るか否かは、まだ治療例がないので何とも言えませんが可能性はゼロではないと思います。

 

最近誰でも自分で出来る簡単リハビリトレーニングを見聞きし、試して良かったものを紹介いたします。

 

1 スクワット 女優の伊藤まい子さんがおしゃっていたことです。トイレに行くたび5回スクワットを行うと、一生寝たきりにならない。

次は鎌田實医師の勧めるもの。スローで行いしゃがんだとき1秒肛門を締めると、排尿排便に困らなくなるものです。10回を1セットとして3回行うもの。

スロースクワットの元祖は石井直方東大教授ですが、慣れてきたらダンベルを持って行うとあっという間に太ももが回復します。

 

2 合気道でウオーミングアップに行う膝歩行?

歩くと麻痺の残っている足が自由にならないことありませんか。

足が思うように出ないとか前でなく横に出てしまうとか、なぜかお尻のあたり仙骨回りの筋肉が邪魔をしていると感じます。

そんな感じがあったのでむかしほんの短期間に行った合気道で、しゃがんで腰に両手をあて腰を浮かし膝歩きをします。

結構きつい動きになりますが、かなり効果がありました。

 

なぜ効果的かと言うと「手のひら先生の高麗手指療法理論」で説明が得来ます。

臍下丹田という言葉ご存知でしょうか?おへその下の部分で、武道家などが呼吸法を行う時に意識するところです。歌手で俳優の武田鉄矢さんは合気道を習っているそうで、よくラジオでここで呼吸をし気を込めるということを話しています。

 

なぜ武道家たちはここに気を込めるのでしょうか?

 

それは脳神経で「大脳基底核」に当たるからです。手のひら先生はいいます。

大脳基底核は「大脳皮質の活動を調節することで運動をコントロールする」とネットの説明ではされています。その裏側が腰の後ろに当たるのです。

道家は理屈は分からなくても感覚的には知っていたのでしょう。

 

ところで膝歩きをして仙骨の周囲の凝りをはがすと、スムーズに足が前に出るようになりました。さらに驚いたことがありました。オリゴ糖ボトル1キログラムを持ち、紅茶にそそぐときは注ぎ口を持ち直し逆立ちさせなければなりませんでした。ところがなんと手首をくるりと返して注げたのです。

 

おそらく背中の筋肉が緩んだので腕の動きも連動して良くなったのでしょう。

足が思うように動かないとお思いなら、最初はきついですがこの動きはお勧めです。

 

3 家の中で行える有酸素運動

温かくなってきたので外を歩くのも良いですが、部屋の中で有酸素運動が出来れば天気に関係なく出来ます。

 

これも東大大学院で学んでいる女優のいとうまい子さんの教えですが、片足立ち1分は有酸素運動53分に相当するそうです。

私は左半身が不安定なので、柱のそばに立ち指1本で支えながら立つことにしています。

 

まとめ

筋トレ こまめなスクワット 次に スロースクワット 慣れたらダンベルをもってスロースククワット

体幹レーニングにサイドプランク

膝立あるき

有酸素運動 片足立ち1分

高血圧対策 正座で1分 立ち上がってその場で足踏み1分 両手をにぎにぎ1分

 

 

手のひら先生の高麗手指鍼療法

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