脳溢血脳梗塞後遺症 治療法

手のひら先生のリウマチ相談室を運営する筆者が、高麗手指鍼の脳溢血脳梗塞後遺症治療について語ります。

運動命令がスムーズに伝わるように鍼を打ちました

脳の第1次運動野から命令が出されています

頭の中心前回から手足が動けと言う命令が出ています。

この命令が途中で途切れると、運動麻痺になります。

脳卒中で運動麻痺になりリハビリ効果がなく長期間動かないと、命令信号も徐々に弱いものになります。

中心後回は感覚を司るところです。体からの感覚を入力する場所です。

 

第一次運動野はツボではなくゾーンとして刺激する

 

今まで中央前回を鍼刺激するツボは1点としていましたが、その後検証するとある幅を持っていることに気づきました。

 

今までの鍼治療はこの中央前回を中心に行っていましたが、今回さらに一歩踏み込んでみました。

 

命令伝達の経路

中央前回から出された命令は中脳 橋 延髄と伝わります。そして右の中心前回からの命令は、橋のところから反対側の延髄に伝えられます。

すなわち右半身は左脳 左半身は右脳がコントロールしていることになります。

 

3か所の脳神経のツボ刺激

3か所のツボを加えて命令がスムーズに伝わるようにしました。勿論進化に沿って、フェーズⅠ Ⅱ Ⅲそれぞれに鍼をします。

左半身に痺れやスムーズに動けないなど違和感があります。そこで治療は右の手のひらになります。右利きですから鍼を刺すには少々難しくなります。

新しい鍼治療の成果

昨晩治療した今日の結果の報告になります。

最初に気が付いたことは、身体が軽いという事でした。

左半身特に背中の張りがかなり取れてきています。左腰に痛みを感じていましたが、これは筋力の衰えで負担がかかっていたのが原因と思っていました。

違っていたのですね。治療家は自分のことは案外わかっていないのですね。立ち上がる時の痛みなど消え去ってしまいました。

体温計ではいつもと同じ温度ですが、左半身の冷えが少なくなった感じです。脳溢血後遺症で左半身は冷え切っていました。それを放っておいたからか血栓ができて、脳梗塞に繋がったのでしょう。

 

今朝は食事時にいつも足が冷えるので、椅子に胡坐をかいていたのですがしなくなりました。

未だはっきりとした結果は出ていませんが、萎縮性加齢黄斑症にも良い影響が出ているよ気がします。

 

左握力も力強さが出てきました。

たったあれだけのことで体は変わってきたようです。

 

そうした方が良いと分かっていたのですが、なかなか新しい治療法には踏み出せないのが治療家の悪いところでしょうか。

 

しかし今回は考えていた以上の成果に驚き喜んでいます。

 

 

手のひら先生の高麗手指鍼療法

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