脳溢血脳梗塞後遺症 治療法

手のひら先生のリウマチ相談室を運営する筆者が、高麗手指鍼の脳溢血脳梗塞後遺症治療について語ります。

脳溢血脳梗塞後遺症の鍼治療 軽症の方は治ると思えてきたそうです

 舌の筋肉に麻痺が出てロレツが回らなかったのが、1回目で変化が現れました。

本日は第3回目でした。

今まではリハビリ方法もなく先が見えずあきらめかかっていたが、この治療で治るような気がしてきたそうです。

治療後は声が澄んでいました。前回より舌の滑りも滑らかでほぼ正常の話し方になりました。

脳溢血脳梗塞の後遺症はリハビリを行っても、先が見えず改善が見えたとしても遅々として進みません。

脳の修復を直接促すことが出来る「手のひら先生だけの高麗手指鍼」は、効果が速く出ることを確信しました。

歩行もしっかりとしてきたので、ご本人が完治と実感するのはまもなくでしょう。

今お一人の完全な半身麻痺の方については、まだ目に見えるような傍目から見ても改善したような兆候はありません。

感覚も相当ダウンしているようなので、本日は刺鍼の強度を確認しながら治療しました。

高麗手指鍼では鍼を1本刺すのと、それ以上刺すのでは違いがあります。

1本以上を刺すのを多鍼と呼びますが、それが2本なのか3本なのかそれともそれ以上なのか、患者さんの身体に聞きながら刺さねばなりません。

何でも刺せば良くなると思うのは浅はかで、過ぎたるはなお及ばざるが如しで、返って身体に負担をかけてしまうことになります。

いっぱい刺したから治るなんてことはありません。

身体に50本100本刺す方法がありますが、学生時代そんなに刺すと身体が酸性にかたむくと戒められたものです。

運動野感覚野は3本が最適と出ました。

その信号を受ける前頭野扁桃体などは1本、更に信号を乱している脳幹に入るところは1本、脳幹では2本、そこを抜けるところは1本と、きめ細かく刺激をしました。

発症後20年以上経過しているので、命令も徐々に弱くなってきていてより強い刺激をしないといけないということでしょう。

またその命令信号を途中で乱している脳幹部分では、やはり整流するための刺激は強くしないと、正しい信号を延髄まで送れないということでしょう。

中国の朱氏頭皮針が脳溢血後遺症治療で有名ですが、発症後最長経過年数で効果が出た症例は8年と記載されていました。

私の治療法がそれ以上に効果を出せれば良いと考えています。というより何年後でも対応できると言うことを証明したいと思っています。

メカニズムとしては運動野の信号は発症直後から出続けているのだが、その信号が徐々に弱くなっていくのです。

これは大脳小脳とも運動を司る部分ですが、運動を行った情報を受けとることが出来ない、出した命令の結果がフィードバックされないことで、徐々にその機能が衰えていくのではないかと推測します。

そのためにも脳幹の障害治療は重要であり、更に衰えた命令信号を強くしていかないと、手足は動かないことになります。

私の場合は先週セミナー参加などで張り切ったせいか、風邪を引いてしまい停滞してしまいました。

はしゃぎすぎはいけません。

格別血圧が上がったりすることはないのですが、やはり脳血流が阻害されるのか身体の動きが重たいです。

全体から見れば完治に向かっているので、昨日は体幹トレーニングや動かしていなかった筋肉を刺激し整える書籍を購入し、これから積極的にリハビリに励もうとしているところです。