脳溢血脳梗塞後遺症 治療法

手のひら先生のリウマチ相談室を運営する筆者が、高麗手指鍼の脳溢血脳梗塞後遺症治療について語ります。

脳溢血治療 2月17日

 先日自転車で買い物に出かけると、いつになくバランスが良くなっているのに気がつき、ご機嫌でスラロームやってしまいました。

サウンド アキュパンクチャは毎日聞いていますので、それがじわじわと聞いているようです。

早く改良版を出せば良いのですが、体調との相談とCD制作、特にマスタリングの加工については、全くの初心者なのでなかなか進歩していかないのです。

じじいになると壁を乗り越えるのに一苦労するのです。

感覚が戻ってきたりすると、不都合な事も起きます。

リハビリがここ2週間できるようになり、大殿筋などが戻ってきたと思ったら、肛門筋が緩んで来ました。

来たっと思ったらすぐトイレに行かないと間に合いません。

肛門筋の緩みに悩むのは多いと見えて、ネットでこの対策を調べると多く出てきます。

あまり役に立たないものがほとんどです。

話は飛びますが、長野潔師という独創的な長野式鍼灸を作られた先生は、また脈診の達人でもありました。

そこで鍼を刺してそれが効いたか否かは脈をとって確認していました。

しかし一番弟子の松本岐子(きいこ)師は、それをツボや患部を押して、効果を確認する方法を取られていました。

真似のできないものを手をこまねいているのではなく、自分流にアレンジして使われていました。

ここで言いたいのは、頭で考えていただけでは使えないものはごまんと存在するということです。

肛門筋のリハビリには、日に何回となく肛門を締めるとか、排尿時に止めてみるなどをすると良い。

これなどは解剖書を読んで、なんとなくこんなことをやれば良いのだという、それほど効果的でない回答です。

私が考えた方法をお教えします。

何しろ脳溢血後遺症でまだ麻痺が残っている体では、上記のようなものはそれほど良いリハビリではありません。

感覚を確認しながら、実感しながら行う方が良いのです。

まず寝て尻の皮を引っ張り、肛門が引っ張られている感じをつかみます。

そこで肛門を締めます。

皮が引っ張られる感覚が指先にあれば、それを繰り返します。

結構効果は高いようで、まだ3日ほどですが肛門感覚も戻ってきました。

便が降りてくる時、大腸に来て直腸に来てという時間と感覚に段階があるものが、年とともに大腸から直腸にきて肛門を通り過ぎてしまうようになるのでしょう。

こんな細かいリハビリもなかなか見つけることはできないので、体験者が工夫しないといけないようです。

本だけ見て考えても役に立ちません。

リハビリなんて特にそうだと、この3年間実感しましたから。