脳溢血脳梗塞後遺症 治療法

手のひら先生のリウマチ相談室を運営する筆者が、高麗手指鍼の脳溢血脳梗塞後遺症治療について語ります。

脳溢血脳梗塞後遺症リハビリの限界値は?

リハビリが行われています。

私の体験では入院後1週間で始まりました。

しかし私の場合痙性麻痺でしたので、これは効果がでないなと思い担当の理学療法士の方に、退院しても良いんじゃないかな?と申し出しました。

それを聞いて担当医が駆けつけてきて「2週で退院した患者はいないので、もう1週間いてくれ」と言われました。

痙性麻痺の場合はリハビリ効果は無いでしょう。

運動麻痺でも発症直後なら効果的とも聞きます。

時間を経過した後は、促通法の鹿児島大学川平和仁教授も、効果なしと書かれていたはずです。

郵便局でむかしの同僚にばったり出会いました。

彼の奥さんに3年程前道であったのですが、風貌の変わりように驚きました。

信号待ちをしていたら見かけない老婆が近寄ってきて「私ね!身体が動かなくなって変なので病院に行って検査したら、脳梗塞だって言われたの」とゆっくりスローモーションのように話しかけてきました。

話の途中であああの人だとやっと分かったぐらい、別人28号になっていました。

彼が言うにはリハビリをさせようと思うのだが、どうなのかな?と相談を掛けてきました。

発症から数年経過していると、鍼灸でも効果がないので自宅で出来るようなことを、根気よくしたらとアドバイスにならない答えをしました。

まあ!当鍼灸院で治せるなんてこと思ってもみないでしょうし、同僚だった公務員が治せる事自体、はやぶさの帰還ほどのことでしょう。

現時点で脳神経の運動関係分野は、9箇所に限定されます。残念ですが。

この中で痙性麻痺と完全な運動麻痺に関係するのは、現時点では大脳基底核が大きく関係すると考えられます。

ちなみに前に書きましたが、発症直後複視に悩みました。

そこで川平式リハビリで日常生活に支障がない程度まで回復させましたが、完全回復までは8年は時間を要しました。

それがある日寝転んでテレビを見ていたら、人間がちゃんと1人づつ映っています。それまでは倍の人数にに見え、万華鏡か瞬間移動かと思えるほどでした。

自然に治るはずもなく、鍼治療を精査したところ大脳基底核への刺鍼が効果的ではなかったかと、結論に至りました。

その後刺激量も再検討し今日に至るというわけです。

本日の体調ですが、体調はひどく悪いです。

と言うのは、刺激で身体が回復する過程では、必ず反応が出ます。

神経痛用の痛みが主ですが、こむら返り、腰痛 肩痛 酷い疲れ などなど。

昼寝をしてしばらくすると軽くなります。

その時点では仙骨のところ少々のこり、上腕の三角筋のしこり 足裏の感覚 だけになっています。

良かった良かった。

発症後数年経過しても、適切な刺激を脳に施せば、十分に回復できるのではないかと、少し自信が湧いてきたところです。