脳溢血脳梗塞後遺症 治療法

手のひら先生のリウマチ相談室を運営する筆者が、高麗手指鍼の脳溢血脳梗塞後遺症治療について語ります。

脳溢血脳梗塞の鍼治療 そしてまた今日は改善して

 昨日はこれからどうなるのか心配でしたが、今日起きると更に良くなっている身体に気がつきました。

昨晩の眠りがよくなくて、今朝は二度寝してしまいました。

ところが起きてみると、左肩から肩甲骨にかけて長らくあったこりがかなり取れていました。

何しろ4年前の発症時は左半身が痙性麻痺状態で、呼吸も出来ないのかも知れない、そんな鉛のよろいを左半身はまとっていました。

左半身を下にして横寝していると、あばら骨から腰骨までの感覚が大きく戻っているのに気がつきました。

左肩こりがちょっときつい感じがあり、左右の腕を突き上げたときの左右差はなくなりました。

何回もやると筋力が衰えているので左腕が重くなりますが、なんかうれしくなってきた起き抜けです。

実は昨晩鍼の打つところを少し多くしました。

指す場所を少し研究しながら刺したということです。

運動野から信号が出て脳の伝達路をとおって延髄脊髄へと伝わっていきます。

手のひらを脳に見立ててそこにツボを見つけて、順番に鍼をうっていくというわけです。

信号は脳幹がダメージを受けているので、乱れてしまい痙性麻痺や運動麻痺がおきています。

そこで運動野からでた信号は強めてやり、脳幹のところでは信号が乱れないようにし、その下はまた信号を増幅するような工夫をしています。

昨日はどこか足りないところがないかと、「気」を使って刺したりないところを見つけ出しました。

頭で考えるのではなくこのように気で調べることも鍼灸師には必要です。

昨日はいままでのところのほかに3本見つけてうちました。

運動野から扁桃核とその周囲(扁桃核とつながっているのだが、脳神経のツボとしてはプロットできない所。しかし身体のツボとは重なるところでもある)と脳梁のツボに刺しました。

考えてみると運動野から出る信号を増幅する鍼の刺し方が必要で、打ち方を変えたことで痙性麻痺によるこりが消えてきたということです。

手のひらの肩の部分に刺したこともありましたが、それは原因である所が違うので効果は出ませんでした。

しかしなんかオーディオのアンプの回路と同じような感じで脳の信号伝達も構成されているのかとも思いました。

本日は私が学生時代に出会い以来お付き合いさせていただいている「秋葉原のモテギさん」と電話でお話させていただいたこともその思いを増幅しているのかも知れません。

私のホームページの中に上記の表題で紹介しているのですが、もう秋葉原はおじさんたちの街ではなくなった感があります。

その中で「真空管のカリスマ」と呼ばれているオーディオのもてぎ」は、昨今のオーディオブームの復活にも寄与されているようです。

最後に訪れたのは倒れる4年前でした。

今月か年明けには復活の証として訪れる予定です。

余談ですがわが治療室用に選んでいただいた英国のオーディオメーカーアーカムのアンプは、いま日本ではなかなか見つからなくなっているそうでそれが残念です。