脳溢血脳梗塞後遺症 治療法

手のひら先生のリウマチ相談室を運営する筆者が、高麗手指鍼の脳溢血脳梗塞後遺症治療について語ります。

脳梗塞後遺症治療 その4

もう10年前から妹のパーキンソン病治療を行っています。

脳のツボの発見に5年を費やし、理論を構築するまで5年かかりました。

ツボの発見から症状の改善はしていました。

問題になる脳神経は大脳基底核です。ここのメカニズムは専門書や月刊「Clinical Neuroscience の特集 パーキンソン病治療 New Standards」2011年 5月 Vol.29 中外医学社 

何回か読みましたがメカニズムが複雑でよく理解できません、実際のところ。

ただ鍼で刺激する時は、補寫の診断と技術があるので、対処可能なのです。

大脳基底核の働きは運動のコントロールです。うまくいかないとパーキンソン病の症状の1つである震え、はここの働きに障害があることが原因になります。

 

さて、脳溢血脳梗塞の治療です。私が8月に脳梗塞を発症して、現在はリハビリ中です。

脳梗塞の後遺症はあまり感じていないのです。それよりも脳溢血後10年経過して良くなっていたはずの、左半身の痺れを含む後遺症が顕著になりました。

病院のベットの上で鍼治療を行った時は、体の冷えをとるために専念しました。6週後に退院し血栓の精密検査を1か月行いました。

手のひらに刺す高麗手指鍼とはいえ、どこに鍼を刺したらよいか?診断をすることは難しいものがあります。

脳神経のツボは30か所もあります。

成書を読めばそこここの働きは理解できます、しかし人間の体は統一して連動して動くものです。西洋医学ではどこを・どのようにして・どの程度の刺激をするのが正解かは計算できません。

例えば手に起きた痺れはなぜ起きるのか?考えると今までは血流障害が原因と漠然と考えていました。

昨日外に出て傾斜のある所を歩きました。歩行がスムーズでした。腰の周り仙骨周辺が柔らかくなっています。それが原因でした。

なぜ改善したかと考えると、大脳基底核の調整をしたからです。

そのツボに何本鍼を刺せばよいのか?昨日計測すると7本でした。

驚きました!

鍼を刺しました。その後室内を動き回り、数時間後外に出て足場の悪いところでしたが、スムーズに歩き回ったのでした。

仙骨に凝りが出来歩行に制限が生じるのは、血流よりも筋肉の動きをコントロールする脳神経の個所の不調が原因だったのだと実感しました。

脳溢血後遺症患者さんの運動麻痺は、第1次運動野の運動命令が発症から時間を経過するほど、その強度が弱まっていき最後は弱世をしくなっていくそうです。

ただこれも鍼の刺激で強くできることは可能です。

ただそれだけでは効果的ではなく、運動制限を起こしている大脳基底核の調整を行わないとなりません。

ただ鍼治療な中で出来るのは「手のひら先生の高麗手指鍼療法」だけになります。

高麗手指鍼講座の中では脳神経のつぼもないうえ、位相に分けて脳神経のツボを見出すことは不可能なのです。

勿論既存の伝統的な鍼治療も近代になって出現した、多くの鍼療法も脳の治療は出来ません。

唯一ノジェ式耳鍼では脳神経に対応するツボが、フェーズごとに描かれています。しかし博士はフェーズの意味まで理解できなかったのかもしれません。

なおかつ物理刺激なので補寫の概念はありません。なおかつ経絡調整と呼ぶものはありません。

項を改めて述べますが、特に進化とともに積みあがった脳の組織は、障害を起こした場所だけを治療するだけでは不十分で、経絡調整をすることが脳全体を統一して修復しなければなりません。

本日も大脳基底核を治療しました。診断すると5本鍼を刺せと出ました。昨日より2本減りました。

レーザー治療機も併用しました。鍼治療した後に補助として行いました。

本日間を空けて診断すると、鍼の本数は1本になりました。

これを繰り返すことで神経が蘇生していくのでしょうか?

 

手のひら先生の高麗手指鍼療法

手のひら先生の高麗手指鍼療法

  • 作者:長谷川 和正
  • 出版社/メーカー: 風詠社
  • 発売日: 2019/11/01
  • メディア: 単行本