脳溢血脳梗塞後遺症 治療法

手のひら先生のリウマチ相談室を運営する筆者が、高麗手指鍼の脳溢血脳梗塞後遺症治療について語ります。

脳梗塞後遺症のためお灸を据えました

お灸と言っても焼くお灸です。病気を治すには焼かなければなりません。

 

冬の病気は夏に治療をする。

夏の病気は冬に治療を始めると治りが早い。

脳梗塞を起こしてから早2年が経ちますが、まだ身体が冷えている(血行が悪いという事ですが)ので、暑さが来ても鼻水が止まりません。

 

そこで下痢もあるので対処として、左右の足の三里に灸を3壮据えました。

身体が冷えているので熱いけれど気持ちが良いよいものでもありました。

 

中国人は肌を焼くのをきらいなそうで、焼灼(しょうしゃくきゅう)は廃れてしまったようです。

日本では焼かない温灸が好まれるようですが、これでは病気は治せません。熱いけれど肌を焼きましょう。

 

昭和の灸の名人「深谷伊三郎」師は、名著「お灸で病気を治した話」に数多くの治療例を載せています。

 

今多い「うつ病」と思われる患者も、「お灸で治した話」には出ています。大店の奥にはお嬢さんが閉じ込められていて、そこに出張治療に行った話があります。

先生の話は単なる治療の話ではなく、解剖学から診断方法からツボの見方までに及びます。

これは会員の灸師のレベルアップを図る目的もありました。

 

最後まで楽しんで読むうちに、治療技術が上がっていると言う分けです。

 

くだんのお嬢様の背中にツボを見つけ、お灸を据えていくと最後は精神疾患がなおってしまうというこです。

お灸は簡単な民間療法でもあったため、簡単な家庭療法として老若男女が灸を据えていました。

嫁入り前の娘の顔に灸痕が残っていることも珍しいことではなかったようです。

脳溢血の後遺症が完全に治ららいうちに、脳梗塞になってしまいました。脳梗塞発症する前1年ほどは1日1回下痢をしていました。

 

自分のことはなかなか診断や何を治療したらよいか判断が付きません。

 

あれから2年近く経過し気温も上がってきたので、まず体の冷えをとろうと決めお灸を据えました。

血圧との関係もありますがそこは慎重にしながらも、お灸の効果は神経を呼び起こし血流も上がったのか、多少お腹の冷えが改善したように見えます。

 

お灸の効果が出てきたら、大脳の第1次運動野 感覚野の鍼治療から前頭前野の治療に注力しようと思います。

 

パーキンソン病治療など脳神経疾患治療に目途がついたので、これを土台にして脳溢血後遺症の治療をさらに研究しようと考えています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

運動命令がスムーズに伝わるように鍼を打ちました

脳の第1次運動野から命令が出されています

頭の中心前回から手足が動けと言う命令が出ています。

この命令が途中で途切れると、運動麻痺になります。

脳卒中で運動麻痺になりリハビリ効果がなく長期間動かないと、命令信号も徐々に弱いものになります。

中心後回は感覚を司るところです。体からの感覚を入力する場所です。

 

第一次運動野はツボではなくゾーンとして刺激する

 

今まで中央前回を鍼刺激するツボは1点としていましたが、その後検証するとある幅を持っていることに気づきました。

 

今までの鍼治療はこの中央前回を中心に行っていましたが、今回さらに一歩踏み込んでみました。

 

命令伝達の経路

中央前回から出された命令は中脳 橋 延髄と伝わります。そして右の中心前回からの命令は、橋のところから反対側の延髄に伝えられます。

すなわち右半身は左脳 左半身は右脳がコントロールしていることになります。

 

3か所の脳神経のツボ刺激

3か所のツボを加えて命令がスムーズに伝わるようにしました。勿論進化に沿って、フェーズⅠ Ⅱ Ⅲそれぞれに鍼をします。

左半身に痺れやスムーズに動けないなど違和感があります。そこで治療は右の手のひらになります。右利きですから鍼を刺すには少々難しくなります。

新しい鍼治療の成果

昨晩治療した今日の結果の報告になります。

最初に気が付いたことは、身体が軽いという事でした。

左半身特に背中の張りがかなり取れてきています。左腰に痛みを感じていましたが、これは筋力の衰えで負担がかかっていたのが原因と思っていました。

違っていたのですね。治療家は自分のことは案外わかっていないのですね。立ち上がる時の痛みなど消え去ってしまいました。

体温計ではいつもと同じ温度ですが、左半身の冷えが少なくなった感じです。脳溢血後遺症で左半身は冷え切っていました。それを放っておいたからか血栓ができて、脳梗塞に繋がったのでしょう。

 

今朝は食事時にいつも足が冷えるので、椅子に胡坐をかいていたのですがしなくなりました。

未だはっきりとした結果は出ていませんが、萎縮性加齢黄斑症にも良い影響が出ているよ気がします。

 

左握力も力強さが出てきました。

たったあれだけのことで体は変わってきたようです。

 

そうした方が良いと分かっていたのですが、なかなか新しい治療法には踏み出せないのが治療家の悪いところでしょうか。

 

しかし今回は考えていた以上の成果に驚き喜んでいます。

 

 

手のひら先生の高麗手指鍼療法

手のひら先生の高麗手指鍼療法

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

脳溢血後遺症リハビリ 結果

前回紹介したリハビリ運動のご報告

合気道で行うウオーミングアップで行う、膝歩行運動を行っていると紹介しました。

これ結構足にきます。

 

それだけきつい運動なのでしょう。

リハビリ運動をやっている人を見るとやはり強度が弱いのかもしれません。

他人と比較するのではなく自分の衰えてしまったところを自覚し、それを補完する運動を行えばよいのです。とはいえ普通に暮らしていた方に、自分で考えなさいと言っても無理なことでしょう。

リハビリで浮かぶイメージは、ジムみたいなところで理学療法士に支えながら運動を行うものでしょう。

しかしそれは毎日出来ません。毎日の生活の中で繰り返し行えるものが、本当に自分の身になるはずです。

正座 静座と書きますが、日本人は慣れた動作なので、改めて突き詰めて考えることはないかもしれません。私もそうでした。

正座して1分 立ち上がって足ふみ1分すると血圧が下がります。このようにNHKで紹介されると、正座の効用について改めて考えます。

 

正座した時に両手のひらを股関節に置きます。腰を伸ばして腰にアーチが出来ているかどうか確認しましょう。

これで臍下丹田を意識すると、身体の中心が出来ますね。臍下丹田は脳の大脳基底核に当たるのです。私だけが言っているのですが、決して根拠がなくいっているわけではありません。悪しからず。

 

ここから少し腰を伸ばし両足指を立てたら、かかとの上に腰を下ろします。そしてどちらかの足を前に出し反対の足を次に出し立ち上がります。

 

合気道入門で習った動作です。

 

ここでは構えの形をしてもいいですし、バランスを崩した時に備えて手を自由にした方がいいかもしれません。

 

数年前から評判になっている「土屋体操」があります。本を購入しビデを見ただけですが、動作そのものに新しいものは無いのですが、神経を意識し脳とのつながりを考えさせながら行う運動でした。

気を意識する方であったら気の流れとか、経絡を意識した運動と同じだとみるでしょう。

老眼を防ぐ遅らせるリハビリ

と言うのを指導されている方の本を読みました。老化は防ぐことが出来ない。目の老化は予防できないが老眼になる主な原因は、目から脳に行く神経伝達が遅くなることに原因があるという事でした。

そこで離れたところにあるものをしっかりと確認したら、今度は近くの物や文字を確認する。

この動作を繰り返すと反射神経が良くなり老眼の問題がなくなるそうです。

そこでリハビリ運動でもこの考え方を取り入れましょう

先程の正座から立ち上がるまでの動作で、足指の一本一本を確かめながら動作を確認しながら行うと、結構筋トレ運動になるものです。

 

若いときや発症前なら何でもない動作でも、思っている以上に筋力の低下があります。それは一本一本の筋繊維が細くなっているのもありますが、筋肉の連携が取れなくなっていることもあります。

 

一つ一つの動作を意識しながら確認しながら行うことが、脳神経に良い影響を及ぼしていることを実感しています。

 

動かない場合についてはいま少し鍼治療の研究余地があります。ただし材料はあるのでどのように組み合わせれば良いのか考え中です。

単なるツボ刺激だけではなく神経再生を促す良い方法は無いのかと、頭を目ぐらせているところです。

その手がかりとなるような物を、進化論の中で探せないかと考えているのですが。

 

 

手のひら先生の高麗手指鍼療法

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脳卒中後遺症のリハビリ運動

患者さんから聞いたリハビリ運動の現状

15,6年前来られた患者さんから聞いたことです。

保険診療で出来るリハビリ運動は3か月までしかできないそうです。

何もしないと体が固まってしまう恐怖心があり、自費でリハビリ施設を探し通うのだそうです。

リハビリを行っている現場を見た限りのことですが、それほど効果が出ているようにはおもえません。理学療法士がリハビリを行うのですが、リハビリはなかなか効果が出ないせいか活気は感じられません。難しいことでしょうが。

結局動かない腕や足を再び元に戻すことは、リハビリ運動では難しいのです。

本を購入し実際試した鹿児島大学川平和美教授の促通反復療法「川平法」は、理論的で効果のあった運動療法でした。

 

NHK番組で取り上げられ「奇跡のリハビリ」が放映され反響がありました。

その後教授が仰ったそうですが「全く動かないものは動くようにはできない」

運動療法の限界かもしれません。

しかし運動療法に理論的に説明でき、少しでも動くなら番組で紹介されたように元気になれるのが促通法なのだと思います。

脳溢血後自分で行っていたリハビリ運動

12年ほど前脳溢血を発症しました。幸いにも完全運動麻痺はありませんでした。

左半身に弱い痺れと血行障害で常に冷えがありました。

複視が出ていましたので、これは先程の川平和美教授の本を読み、自分でリハビリを行いました。

多少残ったものの3か月ほどで日常生活に支障はなくなりました。

ただ体力が落ちていました。3年後ぐらいからウォーキングを2キロぐらい始めました。

最初は今まで行っていた距離なので、意識としては長い距離ではなかったはずでしたが、月1回行うと疲れ切っていました。

脳出血は一部の脳だけでなく全体がダメージを受けるのだと悟りました。

勿論運動器官にもダメージや筋力の低下が起きます。

発症後7年くらいからかなり日常が戻ってくると、小さい後遺症は軽視してしまうのでした。それがその後左目に出て、黄斑変性症の初期になりました。

現在はその治療を行っています。その治療の効果が出ているのかは判断できませんが、この2,3日の体温測定では中々超えられなかった36度の壁をあっさり超え、36度4~6分にもなっています。

脳梗塞後の今行っているリハビリ運動

完全な運動麻痺は発症直後のリハビリ運動では効果が出るそうですが、時間が経過した後は残念ながら復活させることは、川平式でも無理なようです。

 

「手のひら先生の高麗手指鍼療法」は12年前の脳溢血発症後、妹がパーキンソン病を発症しなんとしても治さなければならないと研究を重ね、3年ほど前に完成させた理論と治療法です。

一般の方には理解がされないと思いましたが、業界では評価されず他の業界の方が署の理論を高く評価していただけました。

評価していただいた中にはパーキンソン病患者さんがいて、鍼理論と進化論を融合させたことに驚き来院されました。

10回目には朝夕の震えが消えました。実は私自身驚いています。妹を治療し始めた10年前は震えが治まるまでは何年もかかりました。

 

それがたった10回2か月余りで治まったのです。これは進化の段階ごとに脳神経のツボが5か所ほど、計15か所に鍼の刺激を診断して治療しました。

 

このことが驚くような効果をもたらしたのです。

勿論脳卒中の場合も運動野や関連するツボは、12か所以上あります。そこを鍼刺激しさらにリハビリ運動を行えば、完全運動麻痺にも効果が出るか否かは、まだ治療例がないので何とも言えませんが可能性はゼロではないと思います。

 

最近誰でも自分で出来る簡単リハビリトレーニングを見聞きし、試して良かったものを紹介いたします。

 

1 スクワット 女優の伊藤まい子さんがおしゃっていたことです。トイレに行くたび5回スクワットを行うと、一生寝たきりにならない。

次は鎌田實医師の勧めるもの。スローで行いしゃがんだとき1秒肛門を締めると、排尿排便に困らなくなるものです。10回を1セットとして3回行うもの。

スロースクワットの元祖は石井直方東大教授ですが、慣れてきたらダンベルを持って行うとあっという間に太ももが回復します。

 

2 合気道でウオーミングアップに行う膝歩行?

歩くと麻痺の残っている足が自由にならないことありませんか。

足が思うように出ないとか前でなく横に出てしまうとか、なぜかお尻のあたり仙骨回りの筋肉が邪魔をしていると感じます。

そんな感じがあったのでむかしほんの短期間に行った合気道で、しゃがんで腰に両手をあて腰を浮かし膝歩きをします。

結構きつい動きになりますが、かなり効果がありました。

 

なぜ効果的かと言うと「手のひら先生の高麗手指療法理論」で説明が得来ます。

臍下丹田という言葉ご存知でしょうか?おへその下の部分で、武道家などが呼吸法を行う時に意識するところです。歌手で俳優の武田鉄矢さんは合気道を習っているそうで、よくラジオでここで呼吸をし気を込めるということを話しています。

 

なぜ武道家たちはここに気を込めるのでしょうか?

 

それは脳神経で「大脳基底核」に当たるからです。手のひら先生はいいます。

大脳基底核は「大脳皮質の活動を調節することで運動をコントロールする」とネットの説明ではされています。その裏側が腰の後ろに当たるのです。

道家は理屈は分からなくても感覚的には知っていたのでしょう。

 

ところで膝歩きをして仙骨の周囲の凝りをはがすと、スムーズに足が前に出るようになりました。さらに驚いたことがありました。オリゴ糖ボトル1キログラムを持ち、紅茶にそそぐときは注ぎ口を持ち直し逆立ちさせなければなりませんでした。ところがなんと手首をくるりと返して注げたのです。

 

おそらく背中の筋肉が緩んだので腕の動きも連動して良くなったのでしょう。

足が思うように動かないとお思いなら、最初はきついですがこの動きはお勧めです。

 

3 家の中で行える有酸素運動

温かくなってきたので外を歩くのも良いですが、部屋の中で有酸素運動が出来れば天気に関係なく出来ます。

 

これも東大大学院で学んでいる女優のいとうまい子さんの教えですが、片足立ち1分は有酸素運動53分に相当するそうです。

私は左半身が不安定なので、柱のそばに立ち指1本で支えながら立つことにしています。

 

まとめ

筋トレ こまめなスクワット 次に スロースクワット 慣れたらダンベルをもってスロースククワット

体幹レーニングにサイドプランク

膝立あるき

有酸素運動 片足立ち1分

高血圧対策 正座で1分 立ち上がってその場で足踏み1分 両手をにぎにぎ1分

 

 

手のひら先生の高麗手指鍼療法

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第一次運動野に鍼を打った結果

第一次運動野が体の動きをコントロールしている

頭の中央の大脳は少しへこんでいます。

前の方が中央前回、後ろ側が中央後回とよばれます。

中央前回は運動命令を出す場所で、中央後回は感覚を受け取るところとされています。

脳卒中で運動麻痺になるのは、運動命令が手足末端まで届かないことで起きます。

昔から鍼灸師の間では言われていることですが、発症してすぐに鍼やお灸治療をすれば回復は早いという事です。

むかしと言っても大正や昭和初期は早期に退院することがあったのでしょう。すると鍼灸師の治療は直ぐに始められたのです。

現在の医療制度では3週間は入院します。早期に鍼灸など絶対始められるわけがありません。熱いお灸なら血圧が上がるとして絶対禁止されてしまいます。

 

リハビリを重視している病院のサイトでは、早期のリハビリ開始は効果が出ると実績を謳っています。

 

ただし長期にわたって手足が動かないと、運動命令もだんだんと弱くなってくるようです。おそらく中央前回後回は連動していて、命令と反応との情報のキャッチボールをしているのでしょう。

鍼を打つとどうなる

運動命令を出す中央前回
手のひら先生の高麗手指鍼では、独自に中央前回のツボを発見しました。さらに進化論を融合させたことで、フェーズごと3か所に分かれています。

高麗手指鍼にはこのツボはありません。この辺に打っても効果は期待薄です。3,4年前に気が付いたのですが、中央前回後回は1点のツボではなく、幅を持っています。

ただここを刺激しても途中で途絶えていたら伝わりません。そこに相当する神経のツボを刺激する必要があります。

神経を再生することは簡単ではありませんが、脳の柔軟性脳の可塑性と言うようですが、あることを期待して治療することになります。

脳神経は海馬で産生されるそうですが、それよりも命令が迂回してたどり着くことの方が希望できます。

感覚を受け取る中央後回

命令が到達すれば手足は動きます。その動きなどの感覚は戻って中央後回に記憶されます。

これら一連の記憶は小脳と情報交換され、その記憶が納められます。

 

治療の効果

今まで特に起き上がる時に左腰が痛みました。ベットが悪いのかと考えたり、運動不足とか考えていました。治療家は自分のことが案外わかりません。

鍼を打ちました。

自分としては治療技術が進化し、鍼の刺激強度の重要性を理解しました。また最初に激痛の痛みが起きるのですが、すぐに刺激度は弱くても効果が出るようになります。

腰の痛みがこの2日ほどは無くなりました。そうなると足裏の感覚が弱くなっていたので、その治療もしてみようと意欲が湧いてくるのです。

実は足裏は浮腫んだようになって、感覚が鈍くなっていて回復は少々諦めていたところがありました。

昨日は強度を検査しながら鍼を刺しました。

鍼を抜くと黒みがかった血が出ました。昨日の今日でしたが、何かいい感じです。

元に戻ったわけではありませんが、鈍い部分が何か所かあったのが、足裏全体が感覚が鈍く広がって来た感じになってきました。

そのほか左半身首から腰までの筋肉が緩んできたようです。

昨日事務をしていると「グジュ グジュと音がするので何かなと思っていたら、固まっていた首が緩んできたことに気が付きました」

さらに背中も緩んでおり翌日になると、左腰が楽になっていることに気が付きました。

今後は命令経路の精査と脳溢血を起こした患部の治療をするか否か検討します。

 

さらなる経過はご報告いたします。

 

手のひら先生の高麗手指鍼療法

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手のひら先生の高麗手指鍼療法による運動野の治療効果

第一運動野の治療治療

手足に動作指令を送るところが、頭頂部真ん中前寄りにあります。脳卒中後遺症が起こるのは、ここから発せられる命令が手足末端まで届かないことで起きるのです。

 

「手のひら先生の高麗手指鍼療法」では第一運動野は6か所にあります。今までの鍼理論では頭に1か所だけです。治らなかったでしょう?

 

運動野のツボは1点ではなくある幅があります。第一運動野帯と呼んでも良いでしょう。これがほかのツボと大きく異なる特徴です。

これは当たり前のことでペンフィールドが作成した脳の図を見れば一目瞭然です。

頭から足先すべてを運動させる司令塔なのだから、幅があって当然なのです。それを最初は忘れていました。

最近の検証でそこに鍼治療を施すときは、鍼1本だけでは効果が出せないことが分かりました。

その報告は前に報告いたしました。

2日後の変化

左半身に麻痺があるので鍼治療をするのは右側です。

右側第一運動野に当たるところにツボは4か所取りました。

フェーズⅠに4か所なのでフェーズⅢまで計12か所です。

そこに2本づつ鍼を刺し治療したことは報告いたしました。治療は3日前でした。鍼は痛いので連続では治療しませんでした。

握力の変化

朝からなんとなく変わっていることに気が付きました。第一は左手の握力です。もともと握力は弱いのですが、2年前の脳梗塞で痺れは強くなり握力も落ちました。

それがなんとなく強く戻った感じでした。

歩行の変化

ほぼ1か月は外出していませんでしたので、気分転換を兼ねて30メートル先のコンビニに買い物に行きました。

帰りに荷物を左手に持ち歩きはじめて気が付きました。左手の荷物に違和感がないこと、歩きはじめるとまっすぐに歩いていることでした。歩行がスムーズでどこかに力が入ることがありませんでした。

 

まとめ

脳卒中後遺症の治療では確立した方法は無く、ほとんど成功例が無いので試行錯誤の連続でした。

例えば身体が重い原因はなぜかなどどこにも記載はありません。実感しながら考えて鍼をしてみて効果を計測することをしていました。

身体が重い足が重いのはつい今まで筋力が低下したからだと思っていました。筋力低下が原因と考えていましたので、それを補うために筋トレを中心にリハビリは行っていました。

しかし体は軽くなりませんし、荷物をもって歩くとバランスが悪くなります。それが今回の治療法で刺激度を変えただけで効果が出て、身体に変化を起こして初めて気が付きました。

正しい命令が届くことで筋肉は連動する。そのことで身体が感じていた重力に変化が起きたのだと。

これで脳卒中のリハビリの方向性が固まったのではないでしょうか。

ダメージを受けた脳を復活させなければ、後遺症を無くすことは出来ない。そして従来の単純な治療法では効果がなく、人間の進化を理解した鍼治療でないと結果は出せない。

 

 

手のひら先生の高麗手指鍼療法

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東洋医学 ホントのチカラ 脳卒中治療

脳卒中(脳溢血 脳梗塞)の鍼治療

10年以上前に比べると、NHK東洋医学を取り上げることが多くなった気がしています。鍼灸師から見ると嬉しいことなのでしょうが、NHKが取り上げるものには放送倫理規定などがあるからでしょうか、内容が一般向けないし医療制度の範囲内から抜け出す番組にはなり切れていません。

 

これは公共放送としての限界があるでしょうから、そこから実験的な番組を放送することは出来ないのでしょう。

30年まえ私が鍼灸学校入学当時は、珍しい鍼灸・気功などが民間放送で放映されていました。

金成万先生は末期のがん患者を良くしたと、日本テレビ青島幸男東京都知事がMCをされていた『追跡』で紹介されました」

それ以後癌に効く温泉とか、がんを治す気功 透視が出来るロシアの女性など、様々なものがテレビで紹介されました。

当時鳥居隆篤先生の気功教室にも日本テレビから下調べに来ていました。気功としては一番の先生だと思っていますし、先生の繰り出す技も素晴らしいものでした。その技をスタッフは体験したはずですが、放映には至りませんでした。会議になると放映するか否かはハードルが高くなって没になるのでしょう。

数年前検索すると当時紹介されていた外国人気功師は裁判沙汰になっているようですが、気功などは見る側で情報の取捨選択すれば良いので、ある程度玉石の石が混ざっているのはしょうがないのでしょう。

筋肉体操やランニング 自転車などの番組がタレントなどを使って盛んに放映されています。NHKなので意図が何にもなく放送されるわけではありません。

これらについてはある程度理解していますが、ここでは言えません(😊)

このところ取り上げられる東洋医学の意図はどのあたりにあるのでしょうか?分かりませんね。

ただ東洋医学は誕生してから二千年を数えるのですが、外観は進化しているように見えてもその中身は進歩していません。

鍼灸師も分かっていないのですから、放送人が理解するはずもないのです。現状改善療法に終わってしまいますね。

漢方薬は専門外なので、リハビリ鍼治療について考えてみましょう。

リハビリ運動療法

中国の病院で行われている鍼灸治療がテレビで紹介されていました。脳溢血の後遺症治療でした。

鍼を刺した後数分から1時間以内に患者は立ち上がって歩きはじめたりします。

中国人鍼灸師脳卒中後遺症治療は得意分野なのでしょうか?

おそらくそれは彼らが気功を得意とするからだろうと思います。以前日本に招かれた3本の鍼で患者を歩かせる鍼灸師がいましたが、彼の治療の根源は気功でした。

だから中国鍼には経絡を整える方法は無く気で整えてしまうのでしょう。驚くような技を繰り出す鍼灸師もいますが、その技は伝えることが出来ないと聞きます。

ただこの技は中国だけではなく、韓国も日本でも鍼の達人はみな気功の達人でもあります

鍼治療の限界

脳卒中のリハビリ治療はQOL(キュー・O-・エル)生活の質を上げるまでになります。

元の状態に近くなるまで戻せる鍼治療ではありません。

これは東洋医学が源典「黄帝内経素問霊枢経」を只管忠実に読み込んで解釈し、治療をに工夫を加えてきただけだったからです。

脳卒中は脳に原因があります。脳の治療が出来なければ元に戻すことは出来ません。それはバイブルは紀元前に書かれたもので、脳というものがどのような働きをするものかは分からなかったのです。

 

西洋医学も同じことで、脳の働き機能などが解明できて来たのはここ100年にもなりません。

鍼灸のツボ経絡も頭皮を通って描かれています。しかしツボの効用は耳の疾病目の病気を治療するためのツボで、脳神経を刺激することを考えたものではないのです。

ですから新しい考え方で構築された鍼治療でなけえば、脳に関する病気を完治させることは出来ません。

その可能性を秘めているのは「手のひら先生の高麗手指鍼療法」「ノジェ式耳鍼治療」だけです。山元式新頭針療法はまた別の考え方で行う効果的な脳卒中治療法です。

 

現時点では脳卒中で生じた凝りや運動制限を解消する鍼治療がベストな選択になるでしょう。

限界を超えた鍼治療

二千年前にまとめられた鍼治療には致命的な限界がありました。それが脳と言う臓器について分からないことでした。

 

20世紀から21世紀に鍼治療が生き残っていくためには、脳の解明これは西洋医学の独壇場ですがその成果を頂き、鍼治療理論を構築していかなければならないのです。

手のひら先生の高麗手指鍼療法理論は、俄かには理解できないかも知れませんが人間が進化をしてきた生き物と言うことを治療理論に織り込んでいます。身体には進化の記憶と痕跡が残っていることを見つけ出しました。

これを治療に利用して行うことが、脳卒中後遺症治療に効果を発揮すると考えています。

 

因みに昨晩久しぶりに自分の治療を行いました。萎縮性加齢黄斑変性症の治療に注力していましたので、脳卒中後遺症については自然に治る方に任せていました。

左側に痺れ凝りがあるので右手のツボに鍼を刺しました。右利きなのでちょっと鍼を刺すのは不便です。

それにツボに鍼を刺すのですが、何本刺すのか強度の検査をしなければなりません。

すると2本と出ました。第1次運動野をコントロールするツボはおよそ4か所あります。進化は3段階なので3×4 そこに2本刺すので計24本を指先から刺します。

1か所に2本の鍼を刺すのは痛かったですね!この強度の重用性に気が付いたのは最近のことでした。

身体に何本刺すかなんて過去に考えた人はいたでしょうか?なぜなら達人名人は気を送りこむから鍼を何本刺すかなんて考える必要がなかったからです。

 

さて、治療効果の報告です。寝て気が付きました。左半身がいつになく緩んでいます。肩甲骨周り塊の凝りが少なくなっているので、左手の可動域が広がって手が上がるようになりました。仙骨回りはなかなかストレッチでもほぐれませんでしたが、左股関節が緩んで原因不明だった腰の痛みも少しですが解消したようでした。

 

脳の運動野のツボを以前よりしっかり把握したこと、ツボに刺す鍼の本数を正確に刺すようになったこと、このことだけで身体が大きく変わっていくことを実感しました。

 

12年ほど前の脳溢血は橋と言う部分でした。そのMRI写真を先日初めて見ましたが、ポッカリ大きな穴が開いていて改めて危なかったんだと感じました。

 

脳神経の再生は海馬が行っているので、今日は海馬を中心に鍼治療してみようと思う。

 

そこで生まれた神経を患部に運ぶメカニズムを解明したのが、母校の後輩だったらしいと数年前読みました。いらないニュースですが。

今確認しましたが、両手を伸ばすと以前より伸びています。立ち上がりは軽くなっています。重いのですが腰回りは緩んだ感じがあります。

 

手のひら先生の高麗手指鍼療法

手のひら先生の高麗手指鍼療法