脳溢血脳梗塞後遺症 治療法

手のひら先生のリウマチ相談室を運営する筆者が、高麗手指鍼の脳溢血脳梗塞後遺症治療について語ります。

手のひら先生の高麗手指鍼療法による運動野の治療効果

第一運動野の治療治療

手足に動作指令を送るところが、頭頂部真ん中前寄りにあります。脳卒中後遺症が起こるのは、ここから発せられる命令が手足末端まで届かないことで起きるのです。

 

「手のひら先生の高麗手指鍼療法」では第一運動野は6か所にあります。今までの鍼理論では頭に1か所だけです。治らなかったでしょう?

 

運動野のツボは1点ではなくある幅があります。第一運動野帯と呼んでも良いでしょう。これがほかのツボと大きく異なる特徴です。

これは当たり前のことでペンフィールドが作成した脳の図を見れば一目瞭然です。

頭から足先すべてを運動させる司令塔なのだから、幅があって当然なのです。それを最初は忘れていました。

最近の検証でそこに鍼治療を施すときは、鍼1本だけでは効果が出せないことが分かりました。

その報告は前に報告いたしました。

2日後の変化

左半身に麻痺があるので鍼治療をするのは右側です。

右側第一運動野に当たるところにツボは4か所取りました。

フェーズⅠに4か所なのでフェーズⅢまで計12か所です。

そこに2本づつ鍼を刺し治療したことは報告いたしました。治療は3日前でした。鍼は痛いので連続では治療しませんでした。

握力の変化

朝からなんとなく変わっていることに気が付きました。第一は左手の握力です。もともと握力は弱いのですが、2年前の脳梗塞で痺れは強くなり握力も落ちました。

それがなんとなく強く戻った感じでした。

歩行の変化

ほぼ1か月は外出していませんでしたので、気分転換を兼ねて30メートル先のコンビニに買い物に行きました。

帰りに荷物を左手に持ち歩きはじめて気が付きました。左手の荷物に違和感がないこと、歩きはじめるとまっすぐに歩いていることでした。歩行がスムーズでどこかに力が入ることがありませんでした。

 

まとめ

脳卒中後遺症の治療では確立した方法は無く、ほとんど成功例が無いので試行錯誤の連続でした。

例えば身体が重い原因はなぜかなどどこにも記載はありません。実感しながら考えて鍼をしてみて効果を計測することをしていました。

身体が重い足が重いのはつい今まで筋力が低下したからだと思っていました。筋力低下が原因と考えていましたので、それを補うために筋トレを中心にリハビリは行っていました。

しかし体は軽くなりませんし、荷物をもって歩くとバランスが悪くなります。それが今回の治療法で刺激度を変えただけで効果が出て、身体に変化を起こして初めて気が付きました。

正しい命令が届くことで筋肉は連動する。そのことで身体が感じていた重力に変化が起きたのだと。

これで脳卒中のリハビリの方向性が固まったのではないでしょうか。

ダメージを受けた脳を復活させなければ、後遺症を無くすことは出来ない。そして従来の単純な治療法では効果がなく、人間の進化を理解した鍼治療でないと結果は出せない。

 

 

手のひら先生の高麗手指鍼療法

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